あなたと英語の関係修復します!

こんにちは。橋本です。

 

今日は、天狼院書店のメディアグランプリ

2020-10-24に掲載されました

私の記事を紹介します。

よかったらご一読ください。

 

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「あなたと英語の関係修復します!」

 

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「英語やって何になるんですか?」

「英語できなくても生きていけるし」

 

英語を教えることを生業として14年になるが、

このような英語を敵対視する発言はごく日常的に浴びせられる。

「これからの時代は英語は必須だ」と言われて久しいが、

切迫感があるのは一部で、

現在身をおいている英語教育の現場では、そのような緊張感はあまりない。

学生は学校のテストさえやり過ごせば卒業できる。

社会人でも、日本の大半の会社の取引が国内で

英語を話す必要はないため、あえてやらなくても済んでいく。

いわば英語はファッションのようなものかもしれない。

できればカッコいいが、できなくても生活に支障はない。

お洒落は大事だよねと言われつつも、

ファッションなんかなくても生活に不自由しないように。

 

英語講師としての私のキャリアは企業の英語研修からスタートした。

ちょうどTOEICのスコアを昇格要件に入れる企業が増えてきた時期で、

多くの会社が従業員にTOEIC対策やTOEIC受験のとっかかりとして

英会話研修を受けさせていた。

 

講師を始めてまもなく赴いたのはある自動車部品のメーカーだった。

研修開始早々、一人の受講生、現場たたきあげ風の中年男性(Aさん)が言い放った。

 

「英語は全く理解できないし、はっきりいって仕事の邪魔なんだけど!」

 

日本国内の多くのメーカーがそうであるように、

その会社も国内工場で働く人は、英語は全く必要なかったが、

昇格の条件は全社一律なので海外に関係のない現場の人も

昇格にはTOEICのスコアが必要になったところだった。

 

彼がそう言いたくなる気持ちはわからなくはなかった。

講師業の前は技術系の人とも関わる仕事をしていたので、

現場の人の座学嫌いは感覚的にわかる。

業務で必要ならばまだしも、自分の生活に関係のないこと、

苦手なことを無理やりやらされるのは苦痛だし、

会社が勝手に決めた昇進ルールも納得がいかないのだろう。

外部講師なら苛立つ気持ちをぶつけても

差し支えないと思ったのかもしれない。

 

そうは言っても、初日からこの一言はきつい。

挫けそうになるが必死でこらえる。

業務時間内の研修なので、いずれにしても

所定の時間は教室にいるわけだから、

何かしら持ってかえってもらおう。

 

「まず、英語なんか読めないし」

「はい、私の読むのを聞いてそのまま真似してください。」

 

しぶしぶ真似するAさんだったが、意外と音真似がうまい。

英語が苦手だという人によくある傾向だ。

正しくあろうとしてやる前に自分を否定してしまっている。

過去に笑われたりしたトラウマがあるのかもしれない。

 

「うまいじゃないですか」

「そうかね。適当だよ」

 

納得した雰囲気はないが、まんざらでもない様子だ。

 

「英語が嫌いでも私は一向に構いません。

この研修中は、どんな小さな質問にも答えますので

なんでも聞いてください。

 

「じゃあ、なんでも聞くぞ。」

「なんでここはis じゃないのか?」

「なんでここはDo you?なのに、こちらはAre you?になるのか」

「難しい用語はわからん。簡単に言ってくれ」

 

文法用語を使わずに説明するのは難しい。

文法用語は教える側のためにあること、

ここで必要なのは英語力よりも日本語の力だということを痛感する。

 

テキストをやるのは最低限にして、

別に興味がもてそうな話題や雑談をできるだけとりいれる。

身近なカタカナ語をとりあげて、

英語では全く通じないものを紹介してみた。

 

「車のハンドルはそのままでは通じません。

ハンドルは取っ手です。

英語ではsteering wheel (ステアリング・ウィール)でといいます」

「ほぉ、確かにステアリングとはいうよな」

 

「フロントガラスも通じません。

windshield(ウィンドシールド)です」

「shield(シールド)は「遮蔽」という意味があって、

フロントガラスは風を避けますよね」

「こんなの覚えられん!」

 

「バックミラーは、rearview mirror(リアビュー・ミラー)です。

rearは「後ろ」viewは「見る」なので、

後ろを見るためのミラーという意味です」

「バックミラーは全然だめか?」

「バックミラーだと、後ろにあるミラーと解釈されちゃいますよ」

 

車が好きそうだったので取り上げたのだが、

車の部位はカタカナ語が多いにもかかわらず

和製英語が多く意外性があるのが功を奏した。

 

彼の態度は少しずつゆるんでいった。

 

最終レッスンの日、

「英語は大嫌いだし、研修受けてもできるようになったとは思わない。

でも、あんたの話は面白かった」

とてもうれしかった。

彼の中で「英語=敵」から「英語に面白い話もあったな」に

イメージが書き換わっていたらいい。

次に英語に触れるときには、前よりは心を開いて話をきいてもらえると思うから。

 

英語が嫌いという人は、過去に英語にまつわる嫌な思い出や

トラウマを抱えていることが多い。

英語の面白さを伝えることで、英語とのこじれた関係を修復し、

英語を少しでも身近なものに感じてもらえたら、

その人の見える世界はわずかでも広がる。

視野が広がれば新たなアイデアも生まれる。

そしてチャンスがあれば、異国の人との交流で

心が通い合う瞬間を味わってほしい。

そんな思いで「英語やって何になるんですか?」に立ち向かう。

「あんたの話面白いな」を励みに。

 

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