EMPOWER

こんにちは。橋本です。
 
「なまけもの」は英語でなんと言いますか?
 
lazy (レイジー)でしょ?
はい、正解です。
 
でも、中南米に生息する
ナマケモノという動物は、
lazy animalという名前かというと
そうではありません。

日本では16の動物園にいるそうです。
(名古屋の東山動物園もその一つ)
 
生涯のほとんどを木の上で過ごし、
そのゆったりした動きから
「ナマケモノ」と言う名前がついています。
 
英語ではsloth(スロース)と呼ばれています。
語尾のスは、thなので舌を上下の歯の間から少し
突き出してだす音です。
 
英語でもslothはものぐさ、怠惰という意味です。
発音もslowに似ていますね。
実際、slothの元になった言葉はslowです。
 
ゆっくり行動する人、仕事をしたくない人を
さすこともあります。
 
ナマケモノはずっと木の上にいるので、
木登りのできない地上の捕食者に
捕まることはありませんが、
空からワシやハゲタカに捕食されてしまうことが
あるそうです。
 
したがって、彼らが身を守る術は、
天敵に「見つからない」こと。
地味な色合いなので森の中で目立ちません。
 
実は、私もコスタリカで、ガイドさんに
「あの木の上にいる」と
野生のナマケモノがいるのを
教えてもらったのですが、
全然見つけられませんでした。
 
“Look over there!”
「あそこ!見て!」
 
“There is a sloth. Can you see it?”
「ナマケモノがいるよ。見える?」
 
“I  can’t see it. 「見えない・・・」
 
look 見ても、can’t see 見えない
状態でした。
 
保護色は彼らの生きる術なので
仕方がないですね。