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こんにちは。橋本です。
 
みなさんは、2009年に起きた
「USエアウェイズ1549便不時着水事故」を
ご存知ですか?
 
「ハドソン川の奇跡」は、
この事故についてSully機長の手記を
もとに作られています。
 

 
2009年1月15日に、USエアウェイズ1549便が
シャーロットに向け、ニューヨークを出発した後、
鳥の群れがエンジンにぶつかり、両エンジンとも停止します。
機長は、近隣の空港への緊急着陸を目指しますが、
すぐに安全な着陸は不可能と判断し、
ハドソン川への着水着陸しました。
 
前代未聞の事故でしたが、乗員・乗客全員が
無事に生還したことから「ハドソン川の奇跡」
“The miracle on the Hudson”と呼ばれています。
 
当時、私は米国のニュースのポッドキャストを見るのを
日課にしていましたので、この事故のことは
よく覚えています。
2008年9月にリーマンショックが起き、
米国にどんより重い空気が流れている中、
驚きのニュースでした。
 
また、飛行機のニューヨーク不時着ということで
2001年の同時多発テロの惨事を彷彿させたので
全員救出と聞いてほっとした記憶があります。
 
本作のクリント・イーストウッド監督。
Sully ことChesley Sullenberger機長を
トム・ハンクスが演じました。
(原題のSullyは機長の名前です)
 
イーストウッド監督の作品の根底にあるのは
「正しさ」「正義」「英雄」への問いかけだと思います。
 
米国中から英雄(hero)と讃えられるSully 機長ですが、
NTSB(国家運輸安全員会)が、
ボイスレコーダーや当時の状況を再現した
趣味レーションから空港に安全に戻ることが可能だったと
主張し、自分のとった行動が本当に正しいもの
だったのか自問し、苦しみます。
 
実際は、NTSBはSully機長の判断について
疑問を呈していなかったようですが、
作品中では。あえてNTSBを
機長の判断の反対の立場をとるような
脚色をしたのは、「正しく」みえる行為も
見方を変えると「正しい」とは言えない。
「正しさ」のラインの儚さを描きたかったのでは
ないかと思います。
 
「英雄(hero)」は、みんなが思っているほど
幸福で満たされているわけではない。
むしろ苦悩が大きいのだということも。
 
Sully 機長自身は、前代未聞の究極の状況の中で、
これまでの経験と知識を総動員して
自分の責任を果たすために
やるべきことをやったと話しています。
米国メディアが“The miracle on the Hudson”
していることにも抵抗感を示しています。
(日本は映画の邦題にしてしまっていますが笑)
 
miracleとは、
「ありえないことが神がかり的に起こること」
意味するので、自分のやったことは不可能なことでは
ないからだという理由です。
 
もちろん、乗客の協力と乗務員が自分の職務を果たし、
フェリーやヘリコプターなどの救助の協力があって
全員救出という結果が生まれたとしています。
 
離陸から不時着水までの時間はわずか208秒。
そして結果がわかっていても、
ドキドキ感が止まらない。
 
さすがクリント・イーストウッド監督です。
もともと大好きな監督ですが、
お気に入りが一つ増えました!
 
みなさんも見てみてください。
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