EMPOWER

こんにちは。橋本です。
 
日本語では「先輩・後輩」は
人間関係を表す言葉として
よく使われます。
 
「会社の先輩と食事に行く」
「彼は高校の後輩だ」
日常、何気なく使うフレーズですが、
これを完全に英語で表現しようと思うと、
ちょっと困ってしまいます。
 
結論からいうと、
英語には 「先輩・後輩」にあたる
単語がありません。
 
もっというと、英語の世界は、
「長幼の序」の思想がないのです。
 
日本では「長幼の序」
「年下の者は年上のものに敬意を表し、
年上のものは年下のものを慈しむ」
の考えがあるので、コミュニケーション上も
自分と相手の年齢の違いを気にしています。
 
「先輩、後輩」と表すことで、
相手が自分より年上であれば、
その人に対する敬意を、
年下であれば、その人を
気にかけていることを表し、
より身近に感じていることを表すことができます。
 
ネイティブスピーカーは、
会社の先輩であっても、会社の人は
colleaguecoworker (同僚)
と言い表します。
 
「私より前に会社に入った人」の情報が
必要であれば、付け加えて説明する感じです。
a colleague who joined the company two years earlier than me
(私より2年早く入社した人=私より2年先輩)
 
「高校の後輩」も同じく、
ネイティブは、年齢のことを
あまり考慮しないので、
単に friend と表現してしまいます。
 
He is a friend from the same school with me.
(彼は同じ高校の友人だ。)
 
その人が年下であることを言う必要があれば、
He is two years younger than me.
(彼は2歳年下だ)
と説明します。
 
少し話はそれますが、
日本では同期(入社・入学)には
特別な親しみをもっている人が多いです。
 
一方、英語の世界では、
「たまたま○○年という同じ年に入った人」
というだけの認識です。
He joined the company in the same year as I did.
(彼は私と同期だ)
もちろん、それがきっかけで親しくなる人は
いると思いますが、「同期」というだけで仲間意識をもったり、
結束力が生まれたりするという感じではないのです。
 
企業が新卒一括採用をするという
習慣がないというのもあると思います。
 
「先輩・後輩」など
ちょっとしたことが言えないときは、
英語にはないものを日本語で言おうと
していることがあります。
 
「先輩・後輩」であれば、
friend, coworker, colleague
使うという具合に、
 
厳密にそのものを
言おうとせず、近いもので
代用して会話を進める練習をすると
いいですよ!
 
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