こんにちは。橋本です。
「〜貸してください」
「〜借りてもいいですか」
日常的によく使いますよね。
例えば、
友人のお家にお邪魔したとき、
「トイレ借りていいですか?」
メモをしようとして、ペンがなかった時、
隣りの人に「書くもの貸してください」
現金の持ち合わせがなくて、友人に
「ちょっとお金貸して」
これらの「貸す」「借りる」の表現を
英語でうまく使えていない人が多いので、
今日は整理してみたいと思います。
まず、「貸す」「借りる」の英語は、
「貸す」lend
「借りる」borrow です。
日本語と同じように、
lend, borrowは対義語ですが
どっちが「借りる」で、どっちが「貸す」なのか、
そこで混乱する人が多いです。
まずはこの2つを覚えましょう。
覚え方のコツはよく使う短いフレーズを口に定着させること。
口が勝手に言うくらいに何度も言ってみます。
目安は10回。
何回も言うと意味は関係なく
口が動きを覚えます。
私は、この2つで覚えました。
Could you lend me some money?
(お金貸してください)
Can I borrow your pen?
(ペン借りていい?)
*ちなみに、「貸す」は loanも使います。
loan は住宅ローンの loan です。
loan books など、お金だけに限らず
「貸す」という意味で使われています!
lend, borrow は、使うときに、
注意しなければならないことがあります。
この2つは、使ったものを「返す(return)」ことを
前提にして使う言葉です。
お金もペンも貸し借りするときは、
それを使った後でそれを返します。
当たり前じゃん、と思うかもしれませんが、
日本語では「返す」前提がないものも
「貸す」「借りる」で表現します。
一番わかりやすい例がトイレです。
トイレは「使ったあとに返却する」ものではありません。
トイレを「借りる」とはトイレを
「使う」ということです。
トイレは使ったら出てくるだけです(笑)
なので、「トイレ借りていいですか?」は
“Can I borrow the bathroom?” とは言わず、
“Can I use the bathroom?” となります。
直訳のトラップですね!
部屋やキッチンなども同じですが、
もちろん、ペンなどでも使えます。
Can I use your pen?
(ペン使っていい?→貸して)
次に、同じ貸す・借りるでも、お金が伴うもの、
つまり、「賃借する、賃貸する」のは
別の単語を使います。
「賃借する、賃貸する」は rent を使います。
(皆さんご存知のレンタカーは
“rent a car” で「車を借りる」という動作が
そのまま名称になってしまっています。)
rent の面白いところは、
「貸す」にも、「借りる」にも使うところです。
「貸す」のか「借りる」のかは、
文脈で判断するしかありませんが、
一緒に使う前置詞に差があります。
貸すときは、
「〜に」ということで to +人、
借りるときは、
「〜から」ということで from +人
を伴うことが多いです。
長くなりました・・・
まとめです。
貸す: lend (loanもあり)
借りる: borrow
トイレなど使用後に返すという感覚がないものを借りる: use
賃貸・賃借する: rent
ぜひ、うまく使い分けてくださいね!
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