こんにちは。橋本友美です。
「あの聞くだけの教材って、どうなんですかね?」
よく聞かれるのですが・・・
「聞き流し」だけではリスニング力はつきません。
ごめんなさい。期待を裏切るかもしれませんが、
私、嘘はつけませんので(笑)
「聞き流し」は最も始めやすい英語学習ですし、
もちろん英語の音へのハードルが下がる
というメリットはあります。
英語の環境に身をおいて、日本語が介在しない空間を
作るという点においては意味があります。
ただ、漫然と聞くだけの場合は、
聞こえない単語は聞こえないままです。
知らない単語は何度聞いても
聞こえるようにはならないし、
意味もわかるようにはなりません。
ちなみに、私は中学の頃から洋楽が好きで、
家にいる時はずっと英語の歌を聞き流してしましたが
全く歌詞を聞き取れるようにはなりませんでした(笑)
「聞くだけ」を長年続けるよりも
3ヶ月間リスニングトレーニングした方が
絶対に速いです!!
最速でリスニング力を身につけたいなら、
「聞く+α」のリスニングトレーニングが必須です。
+α の部分は音を集中して聞くために行うのですが、
それらの種類によって、
以下のようなものがあります。
これらをトレーニングをする場合、
リスニング音声、スクリプト(音声書き起こし文)
を用意します。
シャドーイングとは、スクリプトを見ずに音声を聞きながら、
聞こえた音声をそっくりそのまま真似ることです。
言葉の抑揚や息遣いまで真似るつもりで発声します。
音声を 影(shadow)のようにぴったりついて
追っかけていくことからshadowingと呼ばれています。
ポイントは、途中で間違えても、正確に音を出せなくても
気にせず音を発し続けること!!
何も言えない状態が続いたら、できるところから再開すればOKです。
シャドーイングをやるたいていの人が、
「何も言えません。」
「あとかうぅしか言っていません」
「これでいいのですか??」とおっしゃいます。
「大丈夫です!」
シャドーイングは、
通訳者のスピーキングトレーニングとして
使われていますが、話すことのみならず、
リスニングへの効果が絶大です。
通訳を目指さない一般の学習者は
リスニング効果を狙いますので、
うまくできなくても問題ありません。
ただ真似して声を出してください。
アウトプットの出来、不出来は問いません。
まず否が応でも音を聞こうとするという意識が、
英語の音への集中が耳の感度を高めます。
聞き流しているとき、漫然と聞いている時に
聞き逃すような音をも自然にキャッチするようになります。
ただ、このキャッチした音も無意識にしているので、
自分ではキャッチしているという意識はありません。
「真似して言えないし、聞こえ方は変わりません」と
言いますが、
実はこの音声のキャッチの積み重ねが、
リスニング力アップにつながっていきます。
シャドーイングをやったあとに
スクリプトを読んで英文を確認します。
ちなみに、個人的に、シャドーイングは、
何も見ないで行うものとしています。
スクリプトを見ながら音声を聞き、
聞こえた音に合わせ、抑揚や発音などを真似る場合は、
オーバーラッピングと呼んでいます。
リピーティングとは、
音声をある程度のかたまりで一旦止め、
聞こえてきた音声をスクリプトを見ずに
そっくりそのまま繰り返すことです。
5、6語の短い文から始め、
慣れてきたら、長い文章に移行していきます。
「英文が覚えられません」
そう言われる方が多いのですが、
その場合は、できるだけ英文の最後を
再現するようにしてください。
単語の羅列を音の記憶だけで覚えると
せいぜい5語くらいが限度です。
長い文が言えるようになるためのコツは
意味のかたまりごとに覚えることで、
文やメッセージをイメージとして
捕らえることができるようになります。
リピーティングによって、
英語を英語で保持する力(retention)がつき、
英文を構成する力がついて、
英語を文で言えるようになってきます。
(スピーキングになりますが、
単語を並べるのではなく、文で言えるように
なると伝わり方がぐんと変わります)
リピーティングをしたあとに、スクリプトを
読んで英文を確認します。
ディクテーションとは、音声を聞きながら、
聞き取った通りにノートに書きます。
音声は何度流しても構いません。
書き取った後、スクリプトと照らし合わせて
スクリプトと異なる場所を赤ペンで修正します。
意味が合っているかではなく、
スクリプトに書いてある通りに修正します。
「間違いだらけです」
はい、おそらくノートは修正で真っ赤になりますが
それでOKです。
何が聞こえていて、何が聞こえなかったのか、
自分の耳にはどのように聞こえていたかを
「見える化」できます。
かなりタフなトレーニングになりますが、
これをある期間やるとリスニングはもちろん、
英文法や語法、構文を作る力もつきます。
リスニングの地盤をきっちり固めたいときに
おすすめです。
今日は、「聞いて理解するための能力」をつける
リスニングトレーニングの方法について
お届けしました。
また、やり方がわからないなど、ご質問、ご相談が
あればお知らせください。
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こんにちは。橋本です。
先週日曜日は、英検の二次試験でした。
今回は3級、準2級の面接対策をしたのですが、
以外と言えない動作だと思うのがこちらです。
「この男の人は何をしているでしょうか?」
日本語では、
「女の子にプレゼントをあげている、渡している」
ですよね。
でも、「あげる」「渡す」というこの動作、
英語で思いつかない人が多いです。
一番多いのが、
presentの一言で詰まってしまうパターン。
確かにpresentは「贈呈する」という意味があるので、
「あげる」に近いといえば近いですが、
アカデミー賞のオスカー像を渡すような場面で
使います。
この写真の状況では適しません。
「渡す」「あげる」だと、
思い出せないかもしれませんが、
「与える」だとわかる人が多くなります。
そう、giveを使えばいいのです。
正解例は、
あるいは、
になります。
(present の代わりにgiftでもいいですし、
描写としては、red boxもありだと思います。)
学校の英語の授業では、
giveは「与える」と習ってきたと思います。
辞書にも、最初に「与える」と書いてあります。
もちろん正しいです!
ただ、イメージなくして、訳語にこだわりすぎてしまうと、
うまく使えないということが起きます。
giveのコアイメージは、物の「授受、受け渡し」です。
「与える」は少し改まったがするので、
日常生活では、「与える」より
「あげる」「渡す」を
思い浮かべる場面が多いのではないかと思います。
むしろ、「あげる」「渡す」= giveで覚えておくと
いろいろ使えるのではないでしょうか。
また、命令形になると、
「ちょうだい、くれ」になります。
Give me a book. 本をちょうだい
Give me a call. 電話ちょうだい
Give me some money. 金をくれ
日常生活では、物の受け渡しが多いです。
give=受け渡しのイメージで
覚えておいてくださいね。
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