英国エリザベス女王の新型コロナウイルスについてスピーチ全文

こんにちは。橋本です。

 

英国エリザベス女王が4月6日に行った

新型コロナウイルスと戦う

国民へ語りかけたスピーチが心に響いたので、

文字起こしをしてみました。

93歳とは思えない力強さです。

多くの英国民が励まされたのではないかと思います。

 

 

(英文スクリプト)

I’m speaking to you at what I know is an increasingly challenging time.

A time of disruption in the life of our country: a disruption that has brought grief to some, financial difficulties to many, and enormous changes to the daily lives of us all. 

I want to thank everyone on the NHS frontline, as well as care workers and those carrying out essential roles, who selflessly continue their day-to-day duties outside the home in support of us all. 

I’m sure the nation will join me in assuring you that what you do is appreciated and every hour of your hard work brings us closer to a return to more normal times.

I also want to thank those of you who are staying at home, thereby helping to protect the vulnerable and sparing many families the pain already felt by those who have lost loved ones.

Together we are tackling this disease, and I want to reassure you that if we remain united and resolute, then we will overcome it.

I hope in the years to come everyone will be able to take pride in how they responded to this challenge.

And those who come after us will say Britons of this generation were as strong as any. 

The attributes of self-discipline, of quiet good-humoured resolve and of fellow-feeling still characterize this country.

The pride in who we are is not a part of our past. It defines our present and our future.

The moments when the United Kingdom has come together to applaud its care essential workers will be remembered as an expression of our national spirit; and its symbol will be the rainbow drawn by children.

Across the Commonwealth around the world, we have seen heartwarming stories of people coming together to help others, be it through delivering food parcels and medicines, checking on neighbors, or converting businesses to help the relief effort.

And though self isolating may at times be hard, many people of all faiths, and of none, are discovering that it presents an opportunity to slow down, pause and reflect, in prayer or  meditations.

It reminds me of the very first broadcast I made, in 1940, helped by my sister.

We, as children, spoke from here at Windsor to children who had been evacuated from their homes and sent away for their own safety.

Today, once again, many will feel a painful sense of separation from their loved ones.

But now, as then, we know deep down but it is the right thing to do.

While we have faced challenges before, this one is different.

This time we join with all nations across the globe in a common endeavour, using the great advances of science and our instinctive compassion to heal.

We will succeed – and that success will belong to everyone of us.

We should take comfort that while we may have more still to endure, better days will return: we will be with our friends again; we will be with our families again; we will meet again.

But for now, I send my thanks and warmest good wishes to all.

 

(和訳)

私がみなさんにお話ししている今は、 ますます大変な時、

我が国の生活が混乱している時と存じております。 

ある者には深い悲しみを、多くの人々に経済的な困難をもたらし、

私たち全員の日常生活がすさまじく変わりました。

私は、NHS(国民保健サービス)の最前線で働くみなさん、介護職のみなさん、

そして私たちを支えるため、家から離れて日々の業務を献身的に行い

重要な役割を担うみなさんに感謝したいと思います。

私だけでなく国民全体が、みなさんのお仕事を感謝し、

みなさんの1時間1時間の尽力によって、

私たちが普通の日々に戻ることができると思っております。

家にとどまってくださっている皆さんに感謝したいと思います。

感染に弱い人たちを守り、家族が愛する人をなくされた方がいますが、

多くの家族がそのような悲しみをしなくてもすむようにしてくれています。

私たちは一緒にこの病に立ち向かっております。私たちが団結し、

強い意志を貫けば、この病気を克服することができること、

みなさんに安心していただきたいと思います。

この先何年かして、この難題にいかに対応したかを誰もが誇りに思うことができるようになり、

後世の人たちが、この世代の英国人は誰にも負けない強さを持っていたと

語ることを願っております。

自律心があり、静かでユーモアをもちながらも意志が強く、

仲間を思いやるという特性は、今でもこの国の特徴です。

自分たちが何者であるかという誇りは、過去のものではありません。

それが現在と未来を決めるのです。

英国が一斉に医療従事者に拍手を送った瞬間は、

私たちの民族精神の表れとして記憶され、そのシンボルは子どもたちが

描いた虹となるでしょう。

英連邦や世界において、食料品の小包や薬を届けたり、

近所の人を様子を確認したり、救援活動を支援するためにビジネスの内容を変えたりと、

人を助けるために集まった人々の心温まる話を目にしています。

自己隔離は、時に辛いものがあるかもしれませんが、

信仰の有無に関わらず、多くの人々が、これは急ぐのをやめ、

一旦立ち止まって祈りや瞑想の中で考える機会なのだということに気づいています。

1940年、妹に手伝ってもらいながら、私が初めて行った放送を思い出します。

私たちは子供のとき、家から避難し、安全のために疎開していた子供たちに

ここウィンザーから語りかけました。

今日、再び、多くの人が愛する人たちと別れてつらい思いをします。

しかし、今は、当時と同じく私たちは心の奥底でそれが正しいことだとわかっています。

私たちはこれまでにも困難に直面してきましたが、今回は違います。

今回は、科学の大きな進歩と、私たち生来の思いやりの心をもって、

世界中の国々と一帯となって努力しています。

私たちは成功し、その成功は私たち全員一人一人のものとなるでしょう。

まだまだ耐えなければならないことがあるかもしれませんが、

より良い日々が戻ります。

また友人と会えます。家族と会えます。また会いましょう。

今は、すべての人に感謝をささげ、みなさんの幸福を祈っております。

 


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