こんにちは。橋本です。
私は大学でビジネスコミュニケーションの授業を
担当しているのですが、学生のよくある間違いが、
「社会人になったとき・・・」
「社会人になったら・・・」というとき、
I become a member of society . とするというものです。
これを聞いたイングリッシュスピーカーの
頭の中は「???」です。
a member of society とは、
社会を構成する一員という意味です。
それ以上の意味はありません。
「society (社会)」とは
人間の共同体であり、
大人のみならず、子供、学生など、
あらゆる人が社会の構成員。
誰もが社会の一員にもかかわらず、
改めて、社会の一員になるのは
訳がわからないということなのです。
英語の世界では、
学生との対比で「社会人だ」「社会人になる」
と言うより、
医者、エンジニアなど、
「『具体的な職業』である、になる」
be/ become —.
という言い方をします。
— の部分は、
an administrative assistant(事務アシスタント)
a doctor(医者)
a teacher (教員)
an engineer(エンジニア)
a designer(デザイナー)
an accountant (会計士)
a nurse (看護師)
a receptionist (受付)
などが入るわけです。
つまり、What do you do? に対する答えですね。
それでも、学生の対比としての「社会人」ということを
どうしても伝えたい場合はどうすればよいか。
「社会人」とは、
ほとんどの人が学校を卒業、
企業に就職すると「社会人」になります。
「学校を卒業している」
「仕事をしている/会社に勤めている」
の2つを説明する必要があると思います。
「社会人になった」ことを伝えるならば、
例えば、
My son graduated from school and started to work in April.
(息子は4月に学校を卒業して働き始めた=>社会人になった)
I was eighteen when I started working after graduation.
(18歳で卒業して働き始めた=>社会人になった)
と表現すれば伝わると思います。
文脈や相手の背景理解にもよりますが、
学生でもバイトで働きますので、
work やhave a job だけでは
「社会人」ということが伝わらないかもしれません。
日本語の「社会人」は、
「社会に寄与している人」として
直訳では表しきれない意味を持ち、
「学生」との区別で使われると認識していると
誤訳は防げるかと思います。
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